経理の仕事とは?日次ルーティンから年間スケジュール・やりがいまで徹底解説

経理の仕事とは

今回は経理って具体的にどんな仕事?というテーマの記事になります。──数字を扱う専門職というイメージはあっても、実際の業務フローややりがいは意外と知られていません。本記事では日次→月次→年次ルーティン、年間スケジュール、やりがいと大変さ、必要スキル、さらに未経験から転職するステップまで解説。読んでいただければ 「経理職に向いているか」「キャリア設計をどう進めるか」 がクリアになります。

経理の仕事は?全体像とフロー

経理業務は3階層に分かれる

経理の仕事は大体パターン化しており、急に全く予想しない仕事が流れ込んでくることは少ないです。おおまかにまとめると下記になります。

経理業の全体像

①日次業務:仕訳入力/現預金照合/請求書発行 など

②月次業務:月次決算/売掛・買掛残高管理/在庫棚卸

③年次業務:決算書作成/法人税・消費税申告/年末調整

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えーる

予測できることがいきなりやってきて急かされることはあるよ…。

経理業務の中で重要な月次決算

どれも重要なのですが、経理の中で需要なのは月次決算と言えるかと思います。また、ここが経理担当として腕の見せ所と言えるかもしれません。

日々の業務をこなしながら、月次決算を締める。

これが意外に難しいです。月次決算は融資など何かない限りは社内の資料になるので、割と後回しにされがちです。やはり、請求書の発行や仕入・売上の管理など、お金に直結するものが優先されるからです。

それでも早期に締められると「迅速な経営判断」や「予算管理の精度向上」が実現します。
特にM+5(翌月 5 営業日以内)で締められる体制が、上場企業を中心に目標値とされています。

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えーる

そうは言うけど、中小企業は翌月末くらいに締められたら優秀だよ

日次/週次/月次ルーティンを詳しく見る

続いて先程の内容をもう少し詳しく見てみましょう。

時点 主なタスク チェックポイント
日次 仕訳入力、領収書回収、現金実査 伝票の根拠資料を必ず添付
週次 経費精算締め、未承認伝票確認 部門とのコミュニケーションを密に
月末/月初 請求書発行、支払データ作成、月次締め 領収書・請求書遅延を防ぐ仕組み化が鍵
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えーる

毎日の仕事をどれだけ効率よくできるか、溜めずにさばけるかが鍵になってくるよ。

 

年間スケジュールと繁忙期

そしておおまかな年間スケジュールと繁忙期についてです。

年間スケジュール

3~6月:3 月決算企業の決算 & 監査対応

6~7月:株主総会、法人税・消費税申告

12~1月:年末調整、法定調書、償却資産税申告

毎月末/月初:月次締めでミニ繁忙期

この中でどれが繁忙期かというと、やはり決算前が一番でしょうね。年に1回ですし、会社にとってかなり重要なものになります。

※ちなみに決算というのは会社ごとに決められるので、全社3月という訳ではありません。

NTT ファイナンスの調査でも「月末月初」「3~6 月」「12~1 月」が特に忙しいと報告されています。

 

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えーる

従業員の人数によっては年末調整もかなり手間のかかる作業になるよ

経理のやりがい・魅力

これは何になりますかね。難しいところですが、一般的に言われれているところをまとめてみました。

数字で経営を動かす達成感 ─ 損益改善や資金繰り提案が社長の意思決定に直結。

専門性 × 汎用性 ─ 簿記・税務・IT は業界を問わず活躍できるスキル。

キャリアパスが多彩 ─ 管理会計・財務・経営企画へステップアップ可能。

 

汎用性が高い、ステップアップが出来ると言われますが、そもそもの入社が狭き門です。

そしてこの魅力に書いた通り、経験者がステップアップで転職をすることがあり、経験者優遇の業種でもあることから、より倍率があがる要因になっています。

「経理はきつい」と言われる理由と対策

一言できついといっても色々ありますよね。簡単に書きにまとめてみました。

課題 主な原因 対処のヒント
業務量のピークが偏る 月末・決算に集中 RPA や会計ソフトで自動化/締め日を分散
ミスが許されないプレッシャー 誤りが決算修正に直結 ダブルチェック体制/チェックリスト整備
コミュニケーション疲れ 他部署への催促・指摘 チャットワークフロー/期限通知の自動化

上記の通り、肉体的というよりは精神的に疲れるという感じです。

ただ、座っている事が多いので腰痛や運動不足など、健康には気を使う必要があります。

中小企業の場合は配偶者に任せたりすることもあり、また別の問題が産まれたりします。

それについては別記事で解説しています。

経理で評価されるスキルと学習

あると重宝されるスキルや、必須スキルをまとめてみました。

 

簿記2級以上 ─ 仕訳と論点整理の基礎。未取得なら最優先。

Excel 関数 & ピボットテーブル ─ 経営資料作成の即戦力。

クラウド会計ソフト(freee、Money Forward 等)でデータ連携を活用。

税務・労務の周辺知識 ─ 年末調整・社会保険計算で差がつく。

生成AIやRPAの活用 ─ ChatGPTやGeminiなどの活用で効率化。

下記は広告になりますが、色々な講座があり勉強になるのでおススメです。

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ステップ

もし何をすればいいか分からなくなったり、悩んでいる方がいれば下記のステップを参考にしてみてください。

 

自己棚卸し ─ 数字管理・PC 作業など転用可能な経験を洗い出す。

資格取得 ─ 簿記3級→2級、MOS Excel でスキルを可視化。

実務経験を積む ─ 会計事務所アシスタントや派遣で月次を経験。

AI関連の勉強 ─ 一歩先をいくアピールポイント

それでも決めきれないとなれば、間違いなくAI関連がおススメです。

プログラミングでもいいのですが、多少敷居が高いと思っています。

その点、生成AIであれば何が分からないかすら質問して進められるので、使いこなせると業務でも間違いなく役に立ちます。それに、まだまだ勉強中の方や手を付けていない方が多いので注目されていることもあり、かなり重宝されるはずです。

 

まとめ

経理の仕事は「お金の流れを見える化し、経営判断を支える」専門職です。日次・月次・年次ルーティンを体系的に理解し、簿記・Excel・IT スキルを磨けば業務効率と市場価値を同時に高められます。
未経験でも締め切り厳守の姿勢数字への強みを示せばキャリアチェンジは十分可能。興味がある方は、まず簿記学習とクラウド会計ソフトの無料体験、そしてAI学習から一歩踏み出してみましょう。

 

以上になります。

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最後までお読みいただきありがとうございました。