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経理の仕事に資格はいらない? 実務で“求められる力”とキャリア戦略を徹底解説

経理の仕事とキャリア戦略

経理の現場では実務経験が重視される。だから経理資格いらない」──これは転職サイトやSNSでよく見かける疑問です。

確かに、仕訳入力や請求書処理など定型業務が中心の会社では、資格よりも実務での“慣れ”やITツールの操作スキルが評価される傾向があります。

しかし、だからと言って資格が無意味かと言えばそうではありません。この記事では「資格がいらないと言われる理由」と「それでも資格が武器になる場面」を整理しながら、今後のキャリアを最短で伸ばす方法を解説します。


経理に資格はいらないと言われる3つの理由

1. ルーティン業務が多く「経験 > 資格」が評価される

月次仕訳、請求書チェック、経費精算──これらはマニュアル化しやすく、OJT(実務指導)で十分対応可能です。新人でも1~2か月でこなせるため「資格より手を動かした経験」を重視する会社が多いのです。

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えーる

特殊な事が少ないと経験でカバーできるからね

2. バックオフィスは“小規模組織”が多数。採用コストを抑えたい

中小企業では経理担当が1~2名というケースが一般的。
「簿記3級以上必須」と求人票に書いても応募数が減るだけなら、資格なしでも即戦力を採用したほうが現実的——これが人事の本音です。

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えーる

法的に資格が必要な職種ではないから、仕事ができれば…ね?

3. 会計ソフト & RPAの普及で入力作業が自動化

クラウド会計(freee/マネーフォワード)やRPAツールが仕訳候補を自動生成する時代。
求められるのはITリテラシーとデータ整備力であって、伝票の起票ルール暗記ではありません。

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えーる

これは別の意味で悩みの種なんだけど、教育の手間は減ったよね。

それでも資格が武器になるケース

1. 上場企業・監査対応・連結決算など“高難度業務”

上場企業では決算短信や有価証券報告書の作成、監査法人との交渉など、ルール厳守の高度業務が発生します。
簿記2級USCPA(米国公認会計士)を持っていると年収50〜100万円アップは珍しくありません。

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えーる

かなり狭き門なので資格なしで応募できるか怪しいけど…。

2. キャリア初期の“書類選考突破”に効く

未経験転職で履歴書に書ける武器がない場合、簿記3級でも評価が底上げされます。
「仕事への熱意を証明する」効果があるため、競合が同条件なら選考を有利に進められます。

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えーる

あんまり言いたくはないけど、未経験なら必須級だと思うよ。

資格より先に身につけたい5つのスキル

1.ITリテラシー ─ クラウド会計・Excel関数・AIツールを使いこなす

2.コミュニケーション ─ 部署横断で情報を集められる質問力

3.数字感覚 ─ 勘定科目が変化したときに違和感を察知する“嗅覚”

4.業務改善マインド ─ 日報や請求フローのボトルネックを発見・提案

5.情報収集力 ─ 法改正や補助金情報をアンテナ高くキャッチ

今までは「3.数字感覚」で、これがないと困る、苦手意識がつくので続かない、と言われ重要視されていました。もちろん今でも需要な要素の1つですが、最近は「1.ITリテラシー」が抜きんでてきました。経理経験、資格が無くても、この能力が高いだけで就職できると言われるほどのレベルです。これから経理職を目指す方は間違いなく、一番手を付けておくべき能力だと思います。

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えーる

RPA、マクロ、プログラム。こんな順番かな?

未経験者が今日からできること

重要だと思う4つのステップを挙げてみます。広告を付けている部分もありますが、最後のは特にお勧めできます。

1.決算書を読む習慣をつける
上場企業の有価証券報告書を週1社読むだけで、数字と経営の結びつきがイメージできます。

 

2.クラウド会計ソフトを触ってみる
freeeやマネーフォワードを実際に仕訳を入力してみたり、色々と操作を確認してみるのは有効です。ただ料金がかかるものもあるので、そこは注意です。

 

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3.簿記3級は“短期集中”で合格する
2週間~1か月で取得可能。合格実績を作ると転職活動時の行動力アピールにもなります。そこまで難易度は高くないので、短期で集中して勉強するのがおススメです。

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4.AI関連の学習を進める。

とにかく触ってみるのが一番です。生成AIが無料で触れて、色々と試せるのでいと思います。そこから何を学習していくかは現場にいるか、何か見ないと難しいかも知れません。まったく思いつかない方は以下のサイトがおススメです。特に「Power Automate」の講座は分かりやすく、実践的ですので一気に学習が進むと思います。広告にはなりますが、私も実際に見た動画になります。気になれば探してみて下さい。

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ITとソフトウェアの人気オンラインコース

思いつくのはこんな感じなのですが、差をつけるとしたら4番になります。

特にRPAであるPower Automateは利便性が高く、導入されていない職場であれば凄く効率化できるケースがあります。確実にアピールポイントになるはずです。

まとめ

資格“いらない”はスタートライン──学び続ける姿勢が未来をつくる。

経理の現場では「資格より経験」が重視されるシーンが確かにあります。しかし、経験を積む入り口として資格が役立つことも揺るぎません。

大切なのは「どのフェーズで何を武器にするか」を見極めること。

未経験なら行動証明として簿記3級を、キャリアアップなら2級以上を——と段階的にスキルと肩書きを重ねることで、市場価値は高まっていきます。

まずはこの記事で紹介した4ステップから始め、“実務×資格×IT”を武器に就職活動に進んでみてくださいね。

以上になります。

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